in vivo用トランスフェクション試薬
EZ Biosystems社 Avalanche®-in vivo Transfection Reagent
本製品はin vivoでの遺伝子機能解析やRNA干渉研究に有用な製品です。本製品は独自の組成から成り、核酸と相互作用し、エンドサイトーシスを経て細胞内に移行します。本製品は、細胞内へ核酸を効率的に移行させる性質に加え、リソソームにおける核酸分解の保護、リソソームからの核酸の効率的な放出を可能とする原料から構成されています。
特長
- in vivoにDNA、shRNA、siRNA、オリゴヌクレオチドを効率的に導入
- 炎症反応は非誘導
- siRNAとプラスミドDNAの共トランスフェクションが可能
- 全身投与により各組織(肺、肝臓、腎臓、脾臓、膵臓、一部の腫瘍)へ効率的に導入可能
使用例
■ベクターの導入
本製品を用いて、全身投与(尾静脈)によりさまざまな器官へEGFP発現ベクターを導入した。投与後、48時間後に各器官を採取し凍結切片を作製した。切片の画像の緑色はEGFP、青色はDAPIによる核の染色を示している。
■siRNAの導入
本製品を用いて、PPARαをターゲットとするsiRNAとコントロールsiRNA(サイレンシングをしないコントロール)をそれぞれ30µgマウスに全身投与した。24時間後に肝臓を採取し、PPARαのmRNAの発現レベルをqRT-PCRにより解析した。+/- SD(n=6)
■共トランスフェクション
マウスにpGL3コントロールベクター(P. pyralis由来 luciferase(Pp-luc+))とpRL-SV40プラスミド(R. reniformis由来 luciferase(Rr-luc))のみ、またはsiRNAと共に本製品を用いて、トランスフェクションした。個体間のトランスフェクション効率を補正するために全てのケースで、Pp-luc+とRr-luc活性の比率を算出している。縦軸の比率はsiRNAをトランスフェクションしていないマウスで算出された比率を基に標準化されている。
棒グラフ
青色:プラスミドのみ
赤色:プラスミド+コントロールsiRNA(siRNA-EGFP)
緑色:プラスミド+siRNA-luc
■炎症反応
本製品を用い核酸を静脈注入し、6時間後の血清中のTNF-α、IL12/IL23、IFNγ、 IL6の濃度を示している。ネガティブコントロールは、5%グルコース溶液、ポジティブコントロールは50μgのLPS。40μgのDNAとsiRNAが本製品の有無の双方で注入されている。
価格表
製品名 | メーカー 製品番号 | 容量 | 価格 | オンライン カタログへ |
---|---|---|---|---|
Avalanche®-in vivo Transfection Reagent |
EZT-VIVO-1 | 200 μl | 119,000 | |
600 μl | 316,000 |
※記載の内容は、'15年5月現在の情報に基づいております。