バイオ医薬品研究用トランスフェクション試薬
EZ Biosystems社 Avalanche®-PRO Transfection Reagent
本製品は独自のアニマルフリーの脂質とポリマーから構成されるトランスフェクション試薬です。低毒性で優れた遺伝子導入効率を示し、大量のリコンビナントタンパク質を作製するために必要なスケールアップも可能です。
特長
- リコンビナントタンパク質を高発現
- 少量のプラスミドDNAと試薬で高発現
- スケールアップが可能
- さまざまなCHO培地に適応
- アニマルフリー
適応
本製品は以下のような293やCHO由来の浮遊細胞への使用に適しています。
- FreeStyle™ 293-F Cells
- FreeStyle™ CHO-S Cells
- DG44 Cells
使用例
■プラスミドと試薬の使用量の比較
FreeStyle™ 293-F Cellsを30mlのFreeStyle™ 293 Expression Mediumで1×106cells/mlの細胞密度で培養した。本製品を用いたトランスフェクションでは、pCMV・SPROT β-galプラスミドを30μg、本製品を24μl使用した。A社製品を用いたトランスフェクションでは、プロトコールに基づきプラスミドを37.5μg、トランスフェクション試薬を37.5μl使用した。
FreeStyle™ CHO-S Cellsを30mlのFreeStyle™ CHO Expression Mediumで1×106cells/mlの細胞密度で培養した。本製品を用いたトランスフェクションでは、ヒトIgG発現プラスミドを30μg、本製品を30μl使用した。A社製品を用いたトランスフェクションでは、プロトコールに基づきプラスミドを37.5μg、トランスフェクション試薬を37.5μl使用した。
■スケールアップについて
本製品は1mlから250mlの培養液に対するトランスフェクションにおいて、一定量のヒトIgGを産生している。これによりスケールアップによる影響が少ないことが示されている。
■さまざまな培地への適応
FreeStyle™ CHO-S Cellsを24ウェルプレートにて1×106cells/mlの細胞密度で培養した。本製品を用いたトランスフェクションでは、ヒトIgG発現プラスミドを1μg、本製品を1μl使用した。その一方でA社製品を用いたトランスフェクションでは、プロトコールに基づきプラスミドを1.25μg、トランスフェクション試薬を1.25μl使用した。
価格表
製品名 | メーカー 製品番号 | 容量 | 価格 | オンライン カタログへ |
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Avalanche®-PRO Transfection Reagent |
EZT-PROT-1 | 1.5 ml | 110,000 | |
15 ml | 908,000 |
※記載の内容は、'15年5月現在の情報に基づいております。
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