細胞種別トランスフェクション試薬EZ Biosystems社　Avalanche® Cell Specific Transfection Reagent

• 複合体が取り込まれやすい適切なサイズ
• 複合体表面の適切な正電荷（Zeta電位）
• 複合体の細胞表面への結合効率
• 複合体の細胞質への移行効率
• リソソームや細胞質中の酵素から核酸を保護する効果
• エンドソームからの放出効率
• 核への移行効率（プラスミドの場合）

• 細胞の増殖状態やコンディション
• グリコサミノグリカンのタイプと膜表面の量
• エンドサイトーシス能

EZ Biosystems社は、細胞生物学、分子生物学、脂質化学、生物物理学、細胞動力学、細胞代謝、合成化学、コンビナトリアルケミストリーの専門家から構成されており、主な市販のトランスフェクション試薬の原料、強みや弱みを熟知しています。以下の主な原料の知見を基に、コンビナトリアルケミストリーと合成化学を用いて、高効率で低毒性が期待できる数千種類に及ぶ新しい原料候補物質を開発します。
 
市販の主なトランスフェクション試薬の原料

• 陽イオン性脂質の種類（疎水性鎖の数や鎖長、修飾状態（ふっ素化、エステル結合、生分解性など））
• 陽イオン性ポリマーのタイプ（骨格の違い、窒素含有数、鎖長の違い、分枝/直鎖など）
• ペプチド（陽イオン性、受容体リガンド配列など）
• デンドリマー（活性化/非活性化）
• りん酸カルシウムやその他陽イオン性分子

• スクリーニングされた各原料は、それぞれ異なるメカニズムで作用し、利点と欠点の双方を有します。しかし、これらの原料は組み合わせることで、相乗的に働きトランスフェクション効率が促進されます。
• 有望な原料が決定されると、結合様式や混合比率などの検討により、さらに相乗的に機能する条件の検討を行います。より理想的な組成を持つハイブリッド型物質が構築されます。候補となる組成は、この段階でおおよそ500種類になります。
• 候補となる組成は、内皮細胞、線維芽細胞、上皮細胞などさまざまな代表的な細胞でスクリーニングされ、172種類の組成が優れた性能を示します。
• 172種類の組成は、初代培養細胞や細胞株を用いて、主な市販品と性能比較しスクリーニング試験を実施します。導入効率に優れ、フローサイトメトリーを用いた試験により低毒性を示す適切なバランスを持つ組成が、製品に選択されます。
• 最後に細胞別に最大の効率と生存率を達成するためにプロトコールの最適化を行います。