細胞溶解液
RIPA Buffer
本製品はさまざまな界面活性剤やプロテアーゼ阻害剤などを含み、調製に手間がかかる細胞溶解用緩衝液をあらかじめ調製した製品です。本製品により抽出・可溶化されたタンパク質は、ウェスタンブロッティングや免疫沈降などのアプリケーションへの応用が可能です。
特長
- 調製済み
- プロテアーゼ阻害剤混合済み
- 免疫沈降に悪影響を与える可能性のあるSDSを別添
- Protein Assay Bicinchoninate Kitで定量可能
性能確認
■SDSの抽出時の効果と免疫沈降時の影響
抽出時の組織溶解性はSDS(+)の方が高く、どのような組織でも問題なく抽出できています。
一方、免疫沈降は、SDS(-)の方が効率よく行えています。以上のように、本製品では免疫沈降時に悪影響を与えるとされるSDSを別添とし、SDSを含まない条件でもご使用いただけます。
使用例
■転写因子(SREBP-1、ChREBP)のウェスタンブロッティングでの検出
細胞質や核などさまざまなオルガネラに存在している抽出しにくいタンパク質が効率よく抽出できています。
製品内容
試薬名 | 容量 | 数量 | 容器 | ||
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RIPA Buffer with Protease Inhibitor Cocktail, without SDS(10×) |
2 ml |
5 本 |
茶褐色チューブ | ||
SDS Solution (1% SDS) | 2 ml |
5 本 |
白色チューブ |
■1× 溶液調製(SDS含有)時
50mmol/l Tris-HCl Buffer (pH 7.6), 150mmol/l NaCl, 1% Nonidet® P40, 0.5% Sodium Deoxy Cholate, Protease Inhibitor Cocktail(1×)(EDTA free), (0.1% SDS)
価格表
製品名 | 規格 | 貯法 | 製品番号 | 容量 |
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RIPA Buffer |
SP | 冷凍 | 08714-04 | 1 set |