長期間高い生存率を維持
GS21™ 神経細胞培養用サプリメント
MTI-GlobalStem社のGS21™神経細胞培養用サプリメントは、血清フリーの培地サプリメントでNS21をベースとしています。本製品は、特にラットやマウスの初代神経細胞の成熟時や長期間の維持培養に適しています。
特長
- 長期培養時の高い生存率
- 神経突起の伸長促進
- 血清フリー
- フィーダー細胞必要なし
■初代神経細胞の長期培養による生存率の比較
ラット初代皮質ニューロンをGS21™サプリメントまたはA社製品を用いて培養し、2週間および4週間後の生存率を比較した。その結果、GS21™サプリメントはA社製品よりも明らかに高い生存率を示した。96ウェルプレートに播種したニューロンはMAP2(緑)、DAPI(青)で染色した。画像は10倍レンズで撮影。
■6週間培養時の初代神経細胞の生存
GS21™サプリメントを用いて6週間ラット初代皮質ニューロンを培養した後でも、ニューロンが生存していることが示された。ニューロンはMAP2(緑)、核はDAPI(青)で染色した。
画像は10倍レンズで撮影(画像内の拡大画像は20倍レンズで撮影)。
■長期間培養時における初代神経細胞の成熟増強
E18 Sprague Dawleyラットから単離した初代皮質神経細胞をGS21™サプリメントを添加したMTI-GlobalStem社の NeuralQ™培地で3週間培養した結果、分化・成熟した神経細胞が確認できた。ニューロンはMAP2(緑)、シナプス小胞はSynapsin(赤)、核はDAPI(青)で染色した。画像は10倍レンズで撮影。
■長期間培養時における神経突起の伸長促進
GS21™サプリメントまたはA社製品を用いて初代神経細胞を培養した。個々の神経細胞体の境界を決めるためにMAP2で神経細胞を染色し(左上図)各神経細胞の神経突起の長さと数を計測した(左下図:各神経細胞へランダムに色を割り当てた)。GS21™サプリメントとA社製品を比較した結果、GS21™サプリメントでは神経突起がより長く伸長し(右上図)、セグメントの数も増加していることが確認された(右下図)。画像は10倍レンズで撮影。
※記載の内容は、'15年10月現在の情報に基づいております。