目的タンパク質のN末端側に融合するベクターを新しく追加
pFUSEN-Fc:Fc融合タンパク質発現ベクター
イムノグロブリンのFcドメインは、IgG重鎖のCH2-CH3領域とヒンジ領域から構成されます。このFcドメインとの融合タンパク質は、目的タンパク質にさまざまな特長を付加します。好評の目的タンパク質のC末端側に融合する従来のベクターに、新しくN末端側に融合する製品が追加されました。
特長
- 目的タンパク質の安定性や可溶性を向上
- 血中半減期を向上
- エフェクター機能を持つタンパク質の作製も可能
- 変異型Fc融合タンパク質発現ベクターも提供
- Protein A/Gアフィニティー担体により簡単に精製可能
製品説明
pFUSEN-Fcは、分泌シグナル(IL2ss)、複合プロモーター(EF1 prom/HTLV 5'UTR)を持ち、その下流に、Fcドメイン、クローニングサイトを有します。pFUSENは、一過性および安定的に哺乳類細胞にトランスフェクションできます。
pFUSEN-Fc-Luciaは、分泌型ルシフェラーゼレポーター遺伝子がコードされており、融合タンパク質の発現を簡単に確認できます。
価格表
pFUSEN-Fcベクターは、Fcドメインのアイソタイプ、動物種、変異の有無により、複数の製品を用意しています。
目的タンパク質のC末端側に付加する製品は、InvivoGen社Web site(http://www.invivogen.com/fc-fusions)にてご確認ください。
※記載の内容は、'14年4月現在の情報に基づいております。