培地内部の観察に適したゲル化剤
ゲランガム
本製品は植物の組織や細胞を培養する際に使用するゲル化剤です。寒天と比較して透明度の高いゲルの作製が可能であるため、根の伸長の確認など培地内部の観察用途に適しています。
特長
- 高い透明度
外観比較
■寒天とゲランガムの濁度の差
左:0.8%寒天ゲルで培養したコマツナ芽生え
右:0.2%ゲランガムゲルで培養したコマツナ芽生え
それぞれの固化剤を加えたMS培地を分注したシャーレにコマツナを無菌播種し、5日目にプラントボックスに植え替え、6日経ったもの。27℃、明期13時間、暗期11時間で培養。
ゲランガムゲルのほうが根の伸長が確認し易いことが示されています。
使用例
■イネの培養
左:0.8%寒天ゲルで培養したイネ芽生え
右:0.2%ゲランガムゲルで培養したイネ芽生え
MS培地を分注したシャーレにイネを無菌播種して6日目。27℃、明期13時間、暗期11時間で培養。
ゲランガムゲルは寒天ゲルと同等の生育を示しています。
■コマツナの培養
MS培地を分注したシャーレにコマツナを無菌播種して9日目。27℃、明期13時間、暗期11時間で培養。
ゲランガムゲルは寒天ゲルと同等の生育を示しています。
製品規格
透過率(5g/lゲル, 490nm) % | 70以上 |
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乾燥減量 % | 15.0以下 |
pH(3g/l, 懸濁液, 25℃) | 4.5-6.5 |
価格表
※記載の内容は、'14年2月現在の情報に基づいております。